【AI・Podcast】動画生成AI「JoggAI」使い方②アバター・翻訳・ビデオPodcast作成の徹底解説
こんにちは、ネットビジネス・アナリストの横田秀珠です。今回は、私のブログ記事をもとに、動画生成AIツール「JoggAI」の使い方について詳しく解説します。特に注目したいのは、アバター作成機能、動画翻訳機能、そしてビデオポッドキャスト自動生成機能です。これらの機能は、AI技術の進化を実感できるものであり、コンテンツ制作の効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。
動画生成AI「JoggAI」とは?
「JoggAI」は、テキスト入力から動画を自動生成できるAIツールです。近年のAIによる動画技術の進化は目覚ましく、単なる映像制作の支援ツールにとどまらず、アバター作成や多言語翻訳、さらには対話形式のビデオポッドキャストまで自動で作成できる多機能なプラットフォームへと成長しています。コンテンツを作る方だけでなく、情報を視覚的に効率よく理解したい方にとっても大きな意味を持つツールです。
JoggAIのアバター作成機能の詳細
まず基本となるのが、アバター作成機能です。これはテキスト入力だけで非常に細かく指定できるのが特徴です。年齢層(ヤングアダルトなど)、性別、民族的背景(例えば東南アジアの日本人女性など)といった属性を指定できます。さらに髪型や目の形、顔の特徴まで細かく設定が可能です。
背景も選択でき、テレビスタジオ風の背景やクラシック・モダンなどスタイルの違いも指定可能です。実際には複数の候補が提示され、その中から選ぶプロセスがあるため、ただ作るだけでなく「選ぶ楽しみ」も味わえます。
この選択肢の幅広さが実用的であり、制作側のニーズに細かく応えられる点がJoggAIの強みです。単にAIが自動生成するだけでなく、ユーザーが納得のいくアバターを選べることが、質の高い動画制作に繋がっています。
アバターに動きと声をつける方法
作成したアバターには、表情の動きや声も付け加えられます。例えば笑顔の表情変化などの動きを付けることができ、用意されたサンプル音声の中から好きな声を選択し、準備したスクリプトをその声で読み上げさせることも可能です。
音楽生成AIのスノーでデビューするような具体的なセリフをしゃべらせるデモもあり、リアルな表現力を体験できます。さらに、自分の写真をアップロードして、それをアバターとしてしゃべらせる「フォトアバター」機能(Talking Photo)も備わっています。自分の写真がまるで生きているかのように話し始めるのは、パーソナルなコンテンツ制作において非常にインパクトのある機能です。
AIによる動画広告の自動生成
JoggAIの面白い活用例として、商品のURLを入力するだけで動画広告を自動生成する機能があります。ターゲット層(例えば中小企業の経営者)を指定すると、スクリプトまでAIが自動で作成してくれます。これは広告制作の手間を大幅に削減できるため、非常に手軽に動画広告を作成したい方にとって魅力的な機能です。
ただし、生成されるスクリプトの言葉遣いや表現はまだ完全ではなく、人の手による調整が必要な場合もあります。この点は注意が必要ですが、試作を素早く作りたい場合には大変便利です。例えばSNSやIT販促の小冊子広告を複数パターン作成し、その中から最適なものを選ぶといった使い方も紹介されています。
動画翻訳機能の革新性
日本語の動画をアップロードすると英語など他言語に翻訳できる機能も大きな進化を遂げています。ただ翻訳するだけでなく、元の話者の声のトーンや特徴をある程度保ちつつ、翻訳後の言語に合わせて口の動き(リップシンク)が自然に生成されるのがポイントです。
字幕も追加できるため、より多くの人に情報を届けやすくなります。記事のデモでは、挨拶動画が英語に変換されていました。声の完全な再現はまだ難しいものの、口の動きの自然さは高く評価されています。この技術は、国際的なコンテンツ発信を目指す方にとって非常に価値のある機能です。
未来を感じるビデオポッドキャスト自動生成機能
私がJoggAIの中で最も未来的だと感じたのが、ブログ記事のURLを入力するだけでAIが二人のアバターを使って対話形式の台本と映像を自動生成するビデオポッドキャスト機能です。これは単なる動画生成ツールの枠を超えた、新しいコンテンツの形と言えるでしょう。

新規に作成したアバターやフォトアバターも利用可能で、背景も自由に設定できます。記事の例では動画コンテンツに関するブログ記事をテーマにした対話が生成されていました。さらに、AIによる文字起こしの進化も取り入れられており、二人のアバターが議論を構成するような形の動画も作成可能です。
この機能は、AIが議論の構成まで考えて動画を作るという点で非常に注目すべき技術ですが、生成には一定の時間がかかることもあるため、運用計画はしっかり立てる必要があります。
その他のユニークな機能と遊び心
JoggAIには、複数の商品のURLを比較するコンテンツを作成する「商品バッチモード」もあります。これにより、複数商品の特徴を一括で紹介できる動画が簡単に作成可能です。
また、遊び心のある赤ちゃんがしゃべるアバターなど、ユニークなキャラクターも紹介されています。こうした多彩な表現が、動画制作の幅を広げ、視聴者の関心を引く助けとなっています。
JoggAIの現時点での限界と注意点
一方で、現段階でのAI動画生成にはいくつかの課題もあります。例えば、AIによる音声はまだ不自然さが残ることが多く、元の声の特徴を完全に再現するのは難しいという指摘があります。さらに、フォトアバターで背景を変えると顔の印象まで変わってしまうこともあります。
また、テキストファイルを直接アップロードする機能がうまく動作しない場合もあるため、細かい調整や手動での編集が必要な場面もあります。これらの機能を利用する際は、クレジットを消費するため、運用コストや計画も考慮しなければなりません。
まとめ:JoggAIの可能性と人間の価値
JoggAIはアバター作成、広告動画生成、リップシンク付きの多言語翻訳、対話形式のビデオポッドキャスト作成など、多機能で非常に高性能なツールです。これにより、コンテンツ制作のスピードは劇的に向上する可能性を秘めています。
ただし、現状では生成された音声やテキスト、映像の品質をしっかり確認し、必要に応じて編集を加えるプロセスが重要です。情報発信や効率的な学習のために、こうしたツールをどう活用できるかを模索し、実際に試してみる価値は十分にあります。
そして、AIが対話やプレゼンテーションまで自動生成してくれる時代において、私たち人間ならではの生身のコミュニケーションが持つ価値とは何かを改めて考える必要があるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。ご感想やご質問はコメント欄にお寄せください。詳細は私のブログ記事(https://yokotashurin.com/etc/joggai2.html)もぜひご参照ください。高評価とチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
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